私が東京に「コーヒーの出ないカフェ」を開く理由

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「カフェを開くんですか?」

屋号を伝えると、たいていの方はそう聞き返してきます。

『Life Designing Café(ライフ・デザイニング・カフェ:LDC)』。

そう名付けましたが、今のところ、ここでコーヒーをお出しする予定はありません。

ここは、公認心理師でありコーチである私が営む、カウンセリングとコーチング(ライフコーチング)のための、真剣な「対話のオフィス」だからです。

「じゃあ、なんでカフェなんて名乗るの?」

そう思われるかもしれません。でも、私にはどうしてもこの場所を「カウンセリング・ルーム」や「相談室」ではなく、「カフェ」と呼びたい理由がありました。

それは、ここを「大人が仮面を外せるサードプレイス」にしたかったからです。

◆ 日常に組み込める「心を整える場所」

現代の生活は、なかなかにタフです。

社会では責任ある立場やコミュニティ活動に参加し、家では家族を支える役割を担う。あるいは、一人で全てを背負わなければならない生活を送る人々。

愚痴をこぼしたり、社会的な鎧を脱いでひと休みできる場所は、意外なほどありません。

「カウンセリングに行く」と言うと、どうしても「深刻な悩み」や「病気」を連想させてしまい、足が遠のいてしまう。「コーチング」はちょっと魅力的だけれど、本当に私の生活が前進するのかわからない。

でも、「カフェに行こう」と思い立ったり、「ちょっとカフェ(LDC)行ってくるね」と家族に伝えて、自分の心を整えに行く場所ならどうでしょうか?

それなら、日々の生活の中に、自然に「自分を大事にする時間」を組み込めるのではないか。そう考えたのです。

LDCは、心を解きほぐし、これからの人生を自ら描いていくための、カフェのようにホッとできる”秘密基地”でありたいと願っています。

◆ 変わらず灯り続ける「灯台」のような存在

生活に、または人生に迷ったとき。どこへ行けば救われるのか分からなくなったとき。

ここに戻ってくればいい。

そこには、「灯台」のように変わらず見守り続ける灯りがあり、カフェのようにほっとできる日常の余白があります。

気持ちを抱えすぎたとき、人との距離が分からなくなったとき、一人で考えても何も浮かばなくなったとき。

LDCは、そんな”今の自分に必要なものが見つからなかった瞬間”に、そっと戻ってこられる心の拠点です。

ここでは、あなたのペースのままで過ごせます。

「ここなら大丈夫だ」と思える時間が、静かに流れています。

未来を描くことが難しく感じる日も、肩の荷を下ろしたい日も、ただ呼吸を整えたいだけの日も。

LDCは、そのプロセスを急かすことなく、押しつけることなく、変わることなく支え続けていきます。

◆ 私の原体験:「I’m here for you」

この「灯台」というモチーフには、私の原体験があります。

私自身、初めて心理学を学ぶことを志し、25年前にアメリカのペンシルベニア州で暮らしていた頃、マイノリティとして生きる厳しさを肌で感じてきました。

西海岸の陽気な空気とは違う、アメリカの歴史と文化、そしてある種の排他性が見え隠れする東海岸。

そこで学んだのは、「自分の足で立ち、とことん語り合い、現実をサバイブする強さ」でした。

そして、何よりも私を成長させてくれたのは、安心して背中を預けられる「安全な場所」を与えてくれる友人、ホストファミリー、そして私と私の能力を見つけ信じ続けてくれた恩師たちの存在でした。彼らは私にとっての「灯台」でした。

私を信じていつもそこにいてくれたからこそ、私は前進し続けることができました。LDCの灯りの原点が、そこにあります。

私の恩師は、いつも私に「I’m here for you!」と言ってくれます。

灯りを照らし、私を導き、いつもそこにいてくれる温かい存在感。それを知る者として、私が作るLDCもまた、誰かにとっての「安全基地」でありたいのです。

◆ 将来的には、本当に「カフェ」へ

将来的には、本当に美味しいお茶を淹れて、セッションの前後ものんびりと楽しんでいただけるような、そんな温かいコミュニティに育てていきたいと思っています。

けれどまずは、人生という航路の作戦会議をするための「机」と、決して揺らがない「灯り」を用意して、小さくスタートしていきます。

◆ アメリカと日本、両方の強さを持つプロフェッショナル

アメリカの東海岸で培った、タフな現実に向き合う柔軟さ。

そして、日本人が本来持っている、相手を慮る誠実さ。

私は、この両方を持ったプロフェッショナルでありたいと思います。

公認心理師としての「臨床の知見」と、ライフコーチとしての「未来を拓く戦略」。

その両方を使いこなし、あなたの人生を一緒にデザインする「実利あるパートナー」として、ここでお待ちしています。

コーヒーは出ません(いずれは出せるように精進します)が、ここに来て良かったと実感できる体験から笑顔が溢れ出ることをお約束します。